
[展示のお知らせ]
国立研究開発法人理化学研究所数理創造プログラムと制作した、量子ブラックホール理論に基づくサイエンスアート作品「Black Hole Recorder(ブラックホール・レコーダー)」が、“DIG SHIBUYA”内のプログラムとして展示されます。
今回の展示では、新作として、Black Hole Recorderで保存された音を聞くというコンセプトモデルである「Black Hole Player(ブラックホール・プレイヤー)」の展示も予定されています。
[作品内容]
量子ブラックホールに関する研究に着想を得て遠い未来を空想した、人工ブラックホール搭載の蓄音機型デバイスです。月の質量に相当する物体を約0.1mmの大きさに圧縮した人工ブラックホールに、理論上約10の52乗ギガバイト(10那由他バイト)のデータを録音したり、蓄えた情報を取り出したりできる、遠い未来の大容量ストレージのプロトタイプ(模型)となります。
本作品は、理研iTHEMSが立ち上げたデザインスタジオ「Useless Prototyping Studio(ユースレス・プロトタイピング・スタジオ)」が製作しました。このスタジオは、科学と世界の新しい関係づくりを目的に、一見役に立たないけれど人の心をインスパイアするプロトタイプをつくる活動を行っています。